保険

火災保険でDIYの目隠しフェンスを直した話

こんにちは。天野さやです。

 

台風の季節ですね。
毎年、ゲリラ豪雨や台風などの自然災害が全国いたるところで発生し、ここは安全だという場所がありません。

私の住んでいる地域でも数年前に風台風が来て、我が家の目隠しフェンスが飛んでいきました。

周りの家のカーポートも飛ばされていて、他人事ではないな、と実感しました。

どうしよう、どうやって直そう、保険は使えるのか?
あたふた調べて修理した話を書いていきます。

 

まずは、火災保険が使えるかどうか聞いてみよう

災害は突然発生します。
台風の日は夫が夜勤で不在、家には妊娠後期の私と娘の2人。
フェンスが飛んでいきましたが、どうしたらいいんだろう…。
飛んで行った先は畑でしたが、それがさらに飛ばされて、車や家に当たったら…。

とにかく不安で、「台風 フェンス 飛んだ」をひたすら検索していました。

すると、火災保険で直せるかもという話を発見!!

家や車を傷つけても、火災保険では対応できない。
それぞれの車両保険や火災保険で対応が必要とのこと
どうか、朝まで飛んでいかないで…と祈るような気持ちで何度も窓から確認していました。

翌朝、保険会社に電話すると外構業者に見積もりを取ってほしいと言われました。
火災保険は損害保険なので、あらかじめ金額が決まっている生命保険とは違い、元通り修復に必要な金額が払われます。

外構業者も台風の後は対応に追われるため、すぐに来てもらえない場合もあります。
実際にその金額で修理するかは別の話なので、すぐに見積もりに来てもらえる業者に何社か電話して対応した方がいいと思います。

 

自作フェンスでも大丈夫?

ここで問題が一つ。

壊れたフェンスは外構業者に頼んだフェンスの一部と自作した目隠しフェンス。
隣が畑ということもあり、リビングの窓からこんにちは、とならないように150㎝の高さの目隠しフェンスが必要でした。

この高さのフェンスは値段も高くなるため、当時はそこだけ自作しようと夫と義父(元大工)で作ったフェンスだったのです。

かかった金額といっても材料費で10万いかないくらい。
後日、夫と義父が畑からフェンスを引き上げましたが、とても重く一人では無理だとのこと。
また、台風が来て風に煽られたら同じことの繰り返しになりかねない。

やはり外構業者の軽い材料がいいよね、とのことで、自分で作る気は一切ありませんでした。

この場合は、どうしたらいいんだろう?
素直にかかった金額言ったら、修復に必要な金額は出ないんじゃないか?
でも、事実を隠して後で面倒になったら困るし…。

頼れるところが思い浮かばなく、夫の車保険で付き合いのある人に相談。笑

結果、これが大正解。

  • 素直に自作したもので、金額を伝えていたら、それ以上の金額は出ないこと
  • 自作したフェンスを含め外構業者で見積もりをして、かかる金額で処理してもらえばいい。外構業者は慣れている。
  • 実際に保険金を受け取っても、使い道は自由で修理に使わなくてもいい

など目からウロコの情報ばかりでした。

 

また、後日、保険会社の人が調査に来るかもしれないから

  • 事故後の写真を細かく撮ること
  • 破損したフェンスはそれまで捨てないこと ← 場所とるが、仕方ない…

と、言われました。

 

うろ覚えなのですが、見積もり額が20万か50万の枠を越えないと出ない条件だったと思います。
微妙だよね~、とドキドキしてましたが、他にも壊れた部分があり、いろいろ含めて無事越えました。
直すかどうか別なので、外構業者が一通りチェックしてくれます。

 

 

謝罪もすぐに

隣の畑はお仕事を引退された人が、趣味でやっている畑です。
すぐに手土産を持参して謝罪に行きました。

重くてすぐには動かせないこと、下敷きになった作物や備品があったら弁償させてくださいなどを伝えました。

自然災害だしお互い様だよーと言われ、文句を言われるどころか、逆に私の体調を気遣っていただいて、本当に申し訳ないなと思いました。

 

修理にも時間がかかる、待てるなら待ったほうがいい

実際に修理するときに、再度見積もりをしてもらいますが、外構業者も立て込んでいるため、どうしても時間がかかってしまいます。

我が家は芝生があって、もう手入れができない!コンクリートにしよう!と考えていたときだったので、この作業も一緒にやってしまったほうが、費用が抑えられるんではないか、と
思いましたが、この金額がなかなか高い。

外構業者も仕事がたくさんあるので、強気で値引きに対応してもらえません。
諦めてフェンスだけ新築時に対応していただいた外構業者にお願いしました。

後日談ですが、あとで、芝生をコンクリートに変更しました。
やっぱり、これからも手入れは無理だから、あの値段で頼もう!とコンクリートが得意な外構業者にお願いしに行きました。

そのときは、この値段では難しい、と言われた金額も許容範囲内くらいにお値引き対応していただけたのです。

時期をずらしたことが、功を奏したな、という体験でした。

台風でたくさんの家を対応しないといけないので、フェンスを直すのも完了まで4ヶ月かかりました。
どうせ待つことになるなら、周りが落ち着いてから修理してもいいのかな、と思います。

 

他にも使える、火災保険

火災保険には家財を保障してくれるものもあります
十数年前、出産したばかりの友達のところに行ったときに、赤ちゃんにテレビを壊された、と言っていました。

新婚時に買った良いテレビでショックで泣いたよ、と。
当時は出産前で、赤ちゃんてそんなパワーあるんだなぁ、怒るに怒れないよねーと話していましたが、この知識を知っていたら…。

火災保険でテレビ買いなおせるかもよ!

と教えてあげたいなぁと思う知識です。

一戸建てなら新築時にローンを組むために入らないといけないものですし、賃貸でも強制的に入りますよね。
火災保険は車の保険と違い、等級がないので、申請しても保険金額は変わりません。
知ってるか知らないかで、全く違ってくる知識であり、使えるものは使わないと損ですね。

 

まとめ

災害は、できれば起こってほしくないことですが、起こってしまったときに冷静に対応できるよう、知識って大切だなと思う出来事でした。

鉄筋の柱もポキッと折れるくらい風が強く、それが誰かにぶつかったりしなくて本当に良かったなと思います。

南風が特別強い台風だったらしく、並びの家でもこっちの家のカーポートは大丈夫だけど、こっちは飛ばされている、なんてこともありました。
たまたま風の通り道で、南風に煽られた。本当にそれだけで、被害にあった家となかった家の差なんですよね。

保険会社の人の調査はありませんでした。
件数も多くて対応できなかったんだろうなと思います。
下りる金額もすぐに連絡があり、支払いもスムーズでした。

最後にbeforeとafterの写真です。

     

 

どなたかの、お役に立てれば幸いです。