ワーママ

マミートラック トンネル出口の探し方

こんにちは。天野さやです。

 

突然ですが、「マミートラック」という言葉、聞いたことありますか?

出産後は誰もが通るであろう道。

立場に関係なく、

フルタイムでも、時短社員でも、退職してパートになった人でも、専業主婦となった人でも、

出産前のように働けない…

ずっとこのままなのだろうか…

という不安。

もれなく、私もどっぷりハマりまして、ブログを読みあさっていたのもこの時期。

第1子出産後は今のように検索してもどうしたらいいのかの答えもなく…
(ブログ書くの時間かかるからね…)

このモヤモヤする気持ちに名前を付けることができた!!と

「マミートラック」という言葉を発見したときは、

自分だけがモヤモヤしているわけじゃないんだ

と、解決方法はないなりにも、少し安心した覚えがあります。

人に説明するのも、どう言語化していいのかわからない

何でこんな気持ちになるのかもわからない

何に悩んでるって言ったらいいのかもわからない

 

そんな気持ちに一言、「マミートラック」というだけで、相手に伝わる!!
(説明している記事があるから、それを読んでもらえば伝わる安心感)

当時は、魔法の言葉のように思えました。
(大げさ!??でも、本当にそんな感じでした。)

 

今まさにマミートラックにハマってモヤモヤしている人に向けて、

  • してきたこと
  • 今後の働き方について
  • おすすめすること

今の時点で思っていることを書いていきます。

長くなりますが、お付き合いいただけると嬉しいです。

 

はじめに

第1子出産後、マミートラックに乗りながら、3年働き、第2子出産まではずーっとモヤモヤを抱えたまま働いてきました。

今回、復帰して半年して、

あれ!?

前回と違い、何か楽しいぞ!?

と思いながら、働けていますが、これでトンネルを抜けたとは思っていません。

今は少し光が見えたかな?くらいの位置。

見つけた出口に出てみたら、自分には違ったかも、なんてこともある。

そしたら、また戻って、違う出口を探すだけ。

出口だ!と思ったら一瞬外に出れただけで、その先にまた長いトンネルがあるかもしれない。

私はマミートラックのトンネルのイメージはこんな感じに思ってます。

  • トンネルの出口は1つじゃない
  • 他人の正解が自分の正解ではない
  • いろんな方向にたくさんの出口がある

 

なんでマミートラックを抜けたいの?

働き方は人それぞれです。

  1. 親や外注サービスに預けても仕事バリバリしたい人
    (昔はこの選択一択しかなかったんですよね)
  2. 仕事も子どももどちらも大切、どちらも諦めたくない
  3. 手のかかるうちは子どもとの時間を大切にしたい
  4. 働きたくてもパートナーが多忙で諦めざるを得ない人

私は、③もあるけど、②寄りなので、時短社員を選択してます。

でも…

子育て10年は今のような働き方をして、その後お仕事頑張るとして…

今のようは働き方(仕事内容)で10年後にいきなりアクセルを踏もうとしても、

10年間のゆるゆるに慣れ切って、元に戻れるのか?

その時、私は何歳?

同期との開いた差をそこから頑張って埋める勇気が湧くのか、とても疑問…。

同期はどんどん出世していき…課長クラスに。

新人の頃にOJTしていた後輩にはどんどん抜かれていき…

時間外の緊急対応ができない立場なので、プロジェクトの担当は持てない…

忙しいプロジェクトの短期要員として、コロコロ入れ替わり立ち代わりにアサインされ…

納期の厳しくない、社内向けの仕事にアサインされたり…
(悪くないんだけど、重要度が低いからね。他に忙しい案件がくると、中途半端に中断されて他の仕事にアサインされる。終わったらまた戻って…と、やる気が削がれる)

それで経験値が貯まるのか…!??

出産前にしていたようには仕事にはアサインされないのか?

メイン担当でなくて、サブでもいいから最初から最後までプロジェクトに関わって見届けたい!!

そんな感じで仕事が楽しくないのです!

諦めたら楽になる!割り切りが大切!!と

何度も思って、何度も言い聞かせたのですが、全く納得できなくて…モヤモヤ。

そして、私のとった行動は…。

 

してきたこと

順を追って、してきたことを簡単に。
…といっても、何かすごい頑張ってきました!というより、流れにまかせながら、チャンスがあれば伝える、という感じです。

社外交流会に参加

第一子復帰して慣れたころ、女性活躍推進法が成立して、会社では女性活躍という名の活動でアンケートやセミナーが盛んな時でした。

その中の一環として女性の社外交流会に誘って頂き参加。
今までは社内でも他部署の女性との交流なんてないのに、一緒に自社以外の人と交流!!

いろいろと新鮮!

その時に訪問した会社は大手の会社でしたが、そこでも、同じような働く女性の悩みが共有されていて

大手でも変わらないのか~。

社員数百人の中小企業がまだまだなのは仕方ないのか~。。。

と残念な気持ち半分、広い世界がみれて楽しさ半分でした。

一緒に参加した人が、

他部署の先輩ママ
他部署の先輩ママ
尊敬している人というか、メンターのような人は社外にいるよ~

というのを聞き、

社外!!メンター!!

社内に女性が少なければ、社外でもいいのか!!

という発見ができたことは大きかったと思います。

 

社内の役員との交流会に参加

社内では年に1度役員との交流会があります。

ランチの時間に会社が用意してくれた食事を食べながら、普段話すことが少ない役員と話しましょう~!というような機会。

交流会という場だけあって、役員側も社員の意見を聞こうと親しみやすい雰囲気を作ってくれる。

言いたいことを言う、上の人の意見が聞けるめったにないチャンス!

1人で参加する勇気はなかったので、先輩ママさんと一緒に参加しました。

2、3回行きましたが、こういうのは、社歴の浅い人か、女性ばかり。

普段いろいろ言っているくせに、男性社員の参加がとても少なかったのを覚えています。

みんな、言いたいこと言えばいいのにな~と思いつつ、せっかくのチャンスなので、言いたいこと全て言うために、事前に携帯にメモして臨みました。笑

主に言っていたことは

  • 在宅勤務したい
  • 時短からフルタイム移行はハードルが高い
    徐々に戻れるようなお試しできる期間、一度試しにやってみる期間が欲しい
  • 仕事の量のグチ(周りを代弁して 笑)

でした。

今ほど在宅勤務が普通にもなっておらず、トライアルで制度を作ろうとしていた時期。

子どもが小学生になったら学校行事などで30分抜けたい。

そんなとき、午後休みにして午前のためだけに通勤往復2時間をかけるのはもったいないから、その時間で家で在宅勤務ができれば、時間調整して1日の勤務時間が確保できる!
(真意は休みたいときに休みたいから、ちょこちょこ用事で有給を消化したくない)

また、当時の会社の規定では子ども一人につき、時短勤務は1回のみ。

  • フルタイムに戻って無理そうだったら、時短には戻せない?
  • 保育園のうちに一度フルタイムを経験して、小学生の最初は時短に戻すなんてことはできない

ような感じなんですよね。

そんな中で、フルタイムに戻す!となったら、めちゃくちゃ決断のハードルが高すぎる。

社内では最長期間で取れるだけ取ろうという人ばかり。
(特に、開発部署ではフルタイムは残業+休日がセットでついてくるから余計に)

今後も開催されたら、参加していきたいな、と思っています。

  • コロナが終わっても週1、2出社の在宅勤務を継続したい
  • 在宅勤務を時短社員の特権ではなく(コロナ前はね)、フルタイムでも取りたい
    (時短が終わっても、家族で夕食して、その後にまた仕事という働き方がしたい)

 

年1回のカウンセリングで自分の意見を言う

年1回のカウンセリングは全員が上司と面談します。

ここでも、プロジェクトに最初から最後まで参加する働き方がしたい!とたびたび言っていました。

ただ、上司の反応はいまいち。

男性上司
男性上司
そうだよね~

でも、なかなか難しいよね~、残業・休日できないと。(プロジェクトの仕事はたいてい納期が厳しい)

お互いが辛くなってしまうもんね~

と、共感はしてもらえるけれど、あまり変わらない。

仕方ないと言えば、仕方ないですが。

言わないよりは、言う!ダメ元で言い続けることも大切ですよね。

 

転職しようと候補を探す

何年経っても変わらず、さすがに転職しようかなと候補も探しました。

業務内容よりも家からの距離で探せばいいのかな~。

せっかく新卒のときに、女性が働きやすい制度が整ってて、○○ができて、△△があって~と決めたのに、そんな理由で決めていいの?

という疑問も自分の中にモヤモヤ。

子どもが大きくなったら、「家から近い」より「やりたいと思える仕事ができるか」のほうが重要では??と、決め手に欠けてそのまま第2子産休へ。

 

してきたこと(産休→復帰後)

第2子育休中が本当に転機だったな、と今でも思います。

社外のワーママさんとつながりを持つ(サードプレイス)

育休に入ったら、やりたかったこと。

社外でワーママさんとのつながりを持つ!

社内に少なければ、社外で探せばいい。

イメージしてたのは、育休カフェ、育休セミナーのような集まりに参加して仲良くなればいいのかな、と。

セミナーに参加しましたが、数時間で連絡先を交換したり、今後もお付き合いが続くような人を見つけるほうが難しい!!

また、世間はコロナでそういう集まりじたいがない!

何かないか検索しまくっていたら、Voicyという音声配信アプリを見つけたり、何となく怖くて避けていたTwitterを登録してみたり。

そこには探していた世界が広がっていて、日々試行錯誤しながら、仕事も育児も頑張っているママさんがたくさんいました。

楽しそうなオンラインセミナーの情報があふれていて、自分では検索しても見つけられなっただろう情報がたくさん。

一気に世界が広がって、見えてなかった選択肢や考え方をたくさん知れました。

良かったことベスト3!

  1. 同じような価値観の人と出会える、共感、一人じゃない感が心強い
  2. 選択肢が広がる、必要な情報がたくさんある
  3. 転職のハードルが低くなった

 

共感、濃いつながり

同じ会社で働いていても、同じ価値観の人ばかりではないですよね。

ワーママで時短になったら、仕事でも楽しく働いたらいけないの?と。

そう思う私が間違っているのか?と。

共感してもらえる人がいること、不満や願望を吐き出せること、は

  • 一人で悩まなくていい
  • 同じ悩みを共有してもらえる
  • 他の人の試行錯誤が参考になり、勇気づけられる
  • せまい社内から全国のワーママさんが同じように頑張っているんだ!と思える

一人じゃない感、があるのがとても大きいです。

心が軽くなります。

 

選択肢が広がる、必要な情報がたくさんある

家事の時短、子どもの困りごと、働き方など一人では解決できないようなことも、他の誰かが経験していることだったりします。

そういう情報は書くのに時間がかかる「ブログ」ではなく、「Twitter」や「インスタグラム」に情報があふれています。

「自分の中の選択肢」から「知らない世界の選択肢」に選べるものが増え、ダメだったら他にも方法がある。

思いつめなくなり、可能性が広がります。

 

転職のハードルが下がる

「35歳転職の壁」なんて言葉があるように、転職するなら35歳までなんだと決めつけて、自分で自分の行動を制限していました。

新卒でずっと同じ会社に勤めていると、転職のハードルも高くなりますし、自分になんてできるのかな?と不安になったりします。

Twitterには転職のノウハウ的な情報や、こういう人が転職に強い、だったり、自己分析を深堀できるサービスがあったり、前向きな情報もたくさん。

いろいろやって、ダメだった転職すればいいや、くらいに気持ちが軽くなりました。

転職に必要な力が身につくように働こう!と、「あーしたい」「こーしたい」といろいろ動いていたら、いつのまにか自分で居心地のいい空間になってきたかも、という感じもします。

 

おすすめすること

ここまで読んできたら、何をおすすめするのか、想像つくと思いますが…

  • 広い世界をみて、視野を広げてみる
  • Twitterやインスタを見てみる

選択肢が広がることは可能性が広がることでもあります。

自分の「したい」を大切に、「どうしたらできるか」の目標ができます。

新しい目標、希望が持てるようになるのが、一番大切だと思います。

今は無理でも、3年後、5年後、10年後、こうなっていたいという希望が持てるようになるのは、暗闇の中に光を見つけるようなものではないかな、と思うのです。

SNSに抵抗があるなら(私も最初はそうでしたが)、まずは登録して見る専用でもいいと思います。

慣れたら、この人と仲良くなりたいなと思っている人に、コメントしてみる。

SNSは情報にあふれているので、自分で情報の取捨選択がないと、どんどん時間にのまれてしまいます。

しかし、上手に付き合えば、ちょっと時間がないときは距離を置いてみたり、時間が経ってもふらっと戻ってこれたり

とっても素敵な場所になると思います。

 

最後に

いかがでしたか?

できそうなことがありましたか?

少しでも、あなたの心を軽くすることができたら、嬉しいです。

 

最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。